頚椎の治療
○頚椎の治療はラテラリティーとローテションを中心に治療します。
1P.P.伏臥位 リスティングにより顔を右か左に向ける。
D.P. Ptの横で右か左。頚椎のレベル
2上方手で頚椎の関節突起かからD1のSPにかけてコンタクトします。
母指球でD↓のSPに、小指球でC1後弓にコンタクトします。
手掌は広くC2〜C7の関節突起にかけてコンタクトします。
小指球が後頭骨や乳様突起に触れないように注意します。
3下方手は直近のロックしている椎骨のSPにコンタクトします。
テイッシュプルはR−しもしくはL−Rです。
4下方手をメインに大きく揺動をかけます。
力の配分は下方手を7、上方手を3の割合です。
5上方手は軽く揺動します。
上方手は広くコンタクトしていますが検査の結果ロックしている椎骨にテンションをかけて揺動します。
いくつかロックしている時は基本的に下の椎骨からAdjしていきます。
LODは頚椎の凸湾を戻すようにします。
患者さんは右か左に顔を向けているのでほぼ直下になります。関節突起を使って側湾を戻していきます。
6上方手は同時にトルクをかけます。
頚椎の右凸湾の時はCCW。左凸湾の時はCWのトルクをかけます。
(インフェリアトルク)討を曲げてこねるように揺動をかけます。肘を張ってLODをつくります。
頚椎の回旋変位(後方変位)を取るためにトルクをかけてLODをつくります。
同時にD1の後方変位に対しても意味を持ちます。 トルクをかけることで後方変位がアジャストされます。
7参考
Ptがミリタリーネックならトルクが必要です。前湾が強いようならトルクはかけま
せん。これは模型を使った練習や実際に患者さんにトルクをかけると理解できます。
ドロップペットを使っての頚椎にアジャストするならトルクをかけなくてもある程度動かせます。
側方変位を戻す方向にドロップすれば頚椎の構造上ローテーションも同時に取れるからです。
ノンドロップテクニックだとトルク無しではなかなか動き切りません。
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