○伏臥位のアジャスト後、検査が終わったら仰臥位になってもらいます。
頚椎の回旋検査を再び行います。
この時点でアジャスト前の圧痛は解消しているはずです。
しかしアジャストが不十分で圧痛が残っている場合は仰臥位のアジャストを行います。
アジャストに不慣れなうちは頻度が高いかもしれません。
1.仰臥位の検査をした所まだC2の右TPに圧痛が残っていました。
アジャスト前に比べ圧痛は軽減していましたがまだ充分では無かったようです。
頚椎の回旋検査の要領で頚椎を保持し、右の関節突起に右中指でコンタクトします。
2.両手掌で後頭骨を財屈させC2にテンションを集めます。後頭骨は優しく保持します。
3.テンションが集まったら手掌で揺動をかけます。C2の可動性のない方向を探ります。
可動性のない方向にテンションを集め揺動を継続します。C2がスッと緩むまで待ちます。
圧痛は解消するはずです。
4.治療の流れとして後頭骨のリリースも行います。
検査の結果、左の大後頭直筋に圧痛があり後頭骨が左に傾いています。
左中指で大後頭直筋にコンタクトします。
5.同じ要領で後頭骨を保持します。手掌を使って後頭骨の左を上方に、右を下方に
ティッシュプルします。
そのまま圧を保持し優しく後頭骨を矯正します。
同時に左の中指を軽く牽引します。大後頭直筋がゆるみ後頭骨の可動性を感じます。
大後頭直筋の圧痛が解消されます。
頚椎仰臥位のアジャスト~後頭骨リリース 例