- この検査は脊柱の前後のバランス、生理湾曲のバランスを診るのに有効な検査です。
- P.P.伏臥位 D.P.左右どちらでも良い。 Ptの骨盤のレベル。
- 施術者は患者さんにお腹を上げてもらうように指示をする。
へその下、丹田のあたりにこぶしを入れる。こぶしは縦に入れる。
目安は左右の腰骨稜を結んだ線の横から手を入れます。
患者さんは戸惑うかもしれないので「検査ですから力を抜いてこぶしの上に乗って下さい。」と促す。 - 患者さんが脱力してこぶしの上に乗ったら施術者はこぶしを握る
これによりお腹に軽い圧力がかかります。
患者さんに痛みがあるか確認します。痛いようなら陽性です。 - この検査で陽性の患者さんは腰椎、特にL3以下が前湾気味で椎骨が腹部臓器を圧迫している状態の人です。
腹圧は低くなり腹筋が緩んでいる状態です。
その状態では内臓が下垂しているので患者さんは痛みを訴えます。
下垂している内臓に対して前からも圧力をかけるので痛みを覚えるのです。 - 腰椎が前湾気味の人の多くはD1の後方変位が強く出てます。
アジャストはD1後方変位を意識する必要があります。
この検査も治療後に必ずチェックしクリアーしなくてはいけません。
アジャストが上手くいけば下腹部の圧痛が解消します。手の感触としては問題のある人は手が入れづらく、問題のない人は手が入れやすい感覚を覚えるかもしれません。 目安なので参考にして臨床で検証して下さい。