どこまで勧かすのか

  • その目の治療終了の目安は僧帽筋検査と腹圧の検査をクリアーすることです。
    Basicレベルではこの2つが大きな指標になります。
  • 例えば脊椎の可動性が70%しかつかなくてもこの2つの検査がクリアーになっていればその日の治療は充分です。患者さんのその日の受け入れられる治療はそこまでだと言うことです。
    患者さんの身体はそれ以上の治療を望んでいません。
    それ以上やるとリアクションが出る可能性があります。
    2つの検査をクリアーしたらあとはイネートに任せます。
    イネートに任せるというカイロ哲学はこういった指標があってこそなのです。
    カイロプラクターの言い訳のように使われていますがそれではいけません。
  • 患者さんを脱力させて骨を動かせるようになるとオーバーアジャストしやすいので注意して下さい。
    完全脱力状態で伏臥位になっている状態はすごく無防備な状態と言えます。
    本来の何かにぶっかったら筋肉が収縮して身体を守るという防御本能がほとんど働いて無い状態です。
    この状態だと骨は弱い力で簡単に動かすことが出来ます。
    どこまで動かすかは経験を積めば骨の可動性で分かるようになります。
    しかし初めはマメに検査しどこまで動かすかを見極めてください。
  • ある程度経験により可動性がわかって来たら臨床的には次のようにします。
    初診患者さんの場合は、前述のように2つの検査を優先しその日のアジャストを終了します。
    2回目の患者さんには治療の後だるくなったかどうかを確認し特に何もなかったら可動性優先で充分に治療します。もしだるくなったのなら、また2つの検査を優先して治療します。
    患者さんが治療による変化に慣れだるさが出なくなったら治療を可動性を優先に治療していきます。
  • 指標もなく治療を終了すると患者さんに「まだ痛いんだけど」と言われかねません。
    患者さんに僧帽筋の痛み、お腹の痛み等を検査によって自覚させ治療によりそれが改善していれば自分の身体の変化も自覚しやすいです。身体の変化を体感できれば患者さんは納得しまた来院してくれます。
  • 腰痛の患者さんでも僧帽筋の検査は同じです。
    肩が悪くてあなたの状態はこれだけ悪いんだというのを自覚させ、「腰が痛い」と言われても「腰を押しても肩ほどに痛くはないでしょう?だから肩が良くなったら腰も良くなりますよ。」「多くの腰痛患者さんがそうですけど腰が落ち着と肩がこるようになります。でもそれは逆で肩がこんなにガチガチなのに腰が痛くて感じなかっただけなんです。」
      と説明すると納得が得られます。実際この通りで腰を押しても僧帽筋ほどの痛みはありませんし僧帽筋検査をクリアーする治療で腰痛に対しても充分効果があります。
  • 治療後に患者さんの主訴が改善しきらずまだ痛いと言われても各検査をクリアーし、充分な治療ができていると客観的に判断ができたならそれ以上治療すべきではありません。
    オーバーアジヤストになりかねないからです。

    「今の痛みは長い間ずれていた事で筋肉とか軟部組織が固まっているから痛いんです。 肩やお腹の痛みは改善したでしょ?それは背骨が調整されてバランスがとれてきてるからなんです。その状態なら何日かたてば傷が治るように治っていきますよ。」と説明し理解をしてもらいます。

  • 実際これらの指標が改善すれば結果は自然と伴います。
    そうでなければ何のための指標か分からなくなってしまいます。
    10ずれている椎骨を1回で10戻せば良いというものではないのです。良い意味でイネートに任せるべきです。
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