- 側方変位を検査します。どの椎骨がロックしているかを調べます。
- P.P、伏臥位 D.P、患者の横。まず右から検査するので右に立ちます。
決して患者さんには手以外触れません。
施術者は患者さんの脊柱に対して正面に見る様に立ちます。 - 両手の手掌で椎骨SPに優しくコンタクト。患者さんの完全脱力のために優しく触ることを心がけます。コンタクトは指球と小指球、両方使います。
- 両手で椎骨SPをR-Lに押圧します。この時P-Aに一切の圧を加えないこと。
障害反射を起こさないようソフトに素速く押圧します。椎骨の可動性を調べます。 - D1から始めてL5、骨盤へと検査を進めます。
骨盤に対しても同様に押圧をします。骨盤自体がどっちに動きにくいかを検査します。
骨盤全体がどう変位しているかを診るのです。仙腸関節の検査ではありません。 例)施術者はまず右に立ちます。上部胸椎を両手でR-Lに押圧しソフトに可動性の限界まで動かします。 - ロックしている椎骨を見つけたら上方手をそこに止めておきます。
上方手の力は完全に抜き椎骨にいっさいの力をかけません。
下方手は検査を続けます。 例)D3でロックしている椎骨が見つかります。上方手(この場合右手)をそこに置いておきます。完全に力を抜き椎骨にはいっさい力をかけません。
下方手(この場合左手)腰椎に向かって検査を進めていきます。 - 下方手でロックしてる椎骨を見つけたらその場所に手を置きます。
先ほどの椎骨とどっちが硬いか比較してみます。
2~3ヵ所フィクセーションを見つけるかもしれません。1番硬いところをメジャーと仮定します。 例)L1でロックしている椎骨が見つかります。下方手はそこに置きます。
両手で椎骨を動かしてみてL1とD3どっちがより硬いかを比較します。 - 今度は左に回り同様の検査をします。左右を比較します。
ロックしていた椎骨は反対からは可動性があるはずです。この左右差が変位です。