- 正しい1Adjは身体全体に影響を与えます。
例えば腰椎と骨盤のアジャストがしっかりされると僧帽筋がある程度ゆるみます。
それをもっと精度を高めてメジャーを正しくアジャストすれば断然良い効果が得られます。
それがB・J・パーマーの唱えたHIO理論ですし、すでに紹介した上部胸椎HIO理論です。
しかし臨床的には最も効果的な方法とは言えません。
上部頚椎1アジャストでは全ての患者さんには対応し切れませんし、上部胸椎1アジャストでも決して最良の結果は得られません。
ここではより臨床的なマイナーからのメジャーヘのアプローチについて紹介します。 - もしメジャーだけをアジャストし治療を終えると、あとの調整はイネートが行ってくれますがそれには時間を要します。
もしマイナーでもイネートがする調整を一緒にアジャストしてしまう方が治療効果は高いのです。 - マイナーを治療する事でメジャーも動きやすくなります。
例え話ですが上部胸椎だけアジャストすると10回ドロップする必要があるのが骨盤腰椎をアジャストする事で7回で済みます。 1ヵ所への刺激は少ない方が良いですからマイナーから治療するのは理にかなっています。
リアクションでボーっとなったりするのを防げます。 - 実際の治療は骨盤と腰椎から始めます。メジャーから治療するとマイナーは緩みます。
上部胸椎から治療すると腰椎は緩みすぎどこまで動かせばいいか分かりづらくなります。
(ある意味それほど効果的と言えます。)
極端に情報量が少なくなってしまいどこまでアジャストして良いか分かりづらくなってしまいます。
腰椎はロックしてる状態から治療した方が的確な治療が出来るのです。
マイナーからアプローチする事でリアクションを減らし、より的確なアジャストが出来るようになります。
マイナーからメジャーにアプローチする


