- より臨床的に骨盤と腰椎のアジャストについて説明していきます。
腰椎と骨盤をどのように一緒にアジャストするかを紹介します。 - ノンドロップテクニックの大きな特徴はマイナーを使ってメジャーを動かすことにあります。
多くのテクニックのように可動性のない椎骨を直接アジャストするのではなく間接的に矯正していきます。
- コンタクトの仕方は基本的に同じです。まず骨盤と腰椎の可動性を比較しどちらが硬いかを比較します。
多くの場合は腰椎の方が硬いはずです。腰椎が硬い場合で説明していきます。 - 骨盤のアジヤストと同じく骨盤7:腰椎3の割合で揺動します。
まず可動性が比較的にある骨盤を大きく揺動していきます。
骨盤を大きく揺動することで腰椎が少しずつ緩んできます。 - 腰椎の可動性がついてきたら力の割合を変化させていきます。
7:3→6:4→5:5と少しづつシフトし最終的には骨盤3:腰椎7にします。
この力のシフトは腰椎の可動性を診ながら変えていきます。
つまり最初は動かし易い骨盤を使って腰椎をアジャストしていきます。
直接腰椎をアジャストしないのは可動性のない椎骨を最初から強い力でアジャストすると動かないからです。
骨は弱い力でこそ動きます。
腰椎が少しずつ動いてきてからアジャストの力をそれに合わせ強くします。
これは身体の防御反射を起こさせず弱い力でアジャストするために大切な技術です。 - 可動性がついてきたら大きく揺動します。可動性を充分つけるためです。
可動性をつけるためにiアジャストではなく数回の揺動=リコイルにわけて行うのは他のテクニックにはない特徴です。
スラスト系のテクニックとは違いボキッと鴫ったら終わりではなく施術者が必要と判断するところまで可動性をつけられます。