顎関節症と頭蓋検査

  • 顎関節と咬筋の圧痛は顎関節症との関係が深いです。
    お茶の水カイロでは歯科から多くの患者さんが紹介されてきますが、ほとんどの顎関節症の患者さんがこの圧痛点に問題を持っています。

    顎関節は関節円板があり、ここに圧痛がある人は顎関節の問題が比較的進行しています。
    顎関節症の人はひどく痛がることが多いです。
    咬筋の痛みは顎関節に比べて軽い問題です。
    歯科治療が途中の人やクセによって片方ばかりで咬む人には左右のアンバランスが見られます。
    片咬みによる左右のアンバランスは咬筋の大きさ(厚さ)の左右差として触診できます。
    これは利き腕の方が、筋肉が発達しているのと同じ事です。そして片側の負担が限界を超えると圧痛が生じます。

  • 咬筋の左右差が進むと顎関節まで負担が現れます。順番としては咬筋→顎関節の順番で悪くなります。
    だから検査もこの順番で行います。通常、咬筋と顎関節の圧痛は同側に現れます。
    もし一致しない時は歯科治療の最中であったり、スポーツや事故による外傷などの問題が考えられます。
    患者さんに確認します。
  • ここで大切なのは歯科的に問題の無い顎関節症は頭蓋にあるのではなく背骨にあることがほとんどだと言うことです。背骨の調整によりこれらの圧痛をクリアーすることにより症状も自然と改善していきます。
    その場で口の開閉の軌道が改善することも多いです。
    またこの圧痛のある人はもし自覚がなくても顎関節症予備軍とも言えます。
    患者さんに痛みと施術による変化を自覚してもらい予防についての自覚を持ってもらうコミニケージョンが必要です。
  • 顎関節に問題のある人は家での自己管理も必要になります。ガムを使ったトレーニングを教えるのも有効です。
    圧痛の出ている側でばかり咬んでいることが非常に多いです。
    反対側で朝晩30分程度を目安にガムを咬んでもらいます。
    この運動によって患者さんが、自分が知らず知らずのうちに片咬みをしているクセを自覚するかもしれません。
    それも顎関節症の問題改善には有効です。
    30分ガムを咬むのは面倒なことですが顎関節症になる方がもっと面倒な事になります。
    そのことを患者さんに理解してもらう必要があります。
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