- 従来のパルペーションは下の椎骨を固定して下関節面の可動性を調べます。
しかしこの検査は固定をせず可動性を調べます。
上関節面とか下関節面とか局所的検査をするのではなくSPをテコに椎体の可動性を診ています。
だから胸椎腰椎の関節面の角度はそれほど重要ではありません。
そのためこの検査で診ている可動性は腰椎、胸椎に関係なくほぼ同じくらいの可動性を持ちます。
人間の動きは多くの関節が協働して動くので局所的に関節面をとらえるよりユニットとして椎骨の動きをとらえる方が有効ですし、それに基づき治療すべきです。 - TPを使った検査は情報として分かり難く不確定要素も大きいのでここでは採用しません。
小さい情報を選択すべきではありません。アジャストもそうですが大切なのは大きい問題を解決することです。
小さい問題を優先させるのは間違いです。そのためTPの検査をするよりも優先すべきより有効な検査があります。
より明確で客観的な査をいくつも併用することで検査をより正確なモノにしていくべきです。
それらの検査については順次紹介していきます。 - この検査の特徴はこのまま治療になるということです。
既存のパルペーションでも同じ事が言われますが効果は比較になりません。
上達すると非常に簡単に椎骨を動かすことが出来ます。
だから椎骨を動かさない様に検査する必要を強調しているのです。 - 治療と検査はコントラストがなくてはいけません。
例えば検査で20%椎骨が動いてしまい治療で80%動きをつけた場合と、検査では一切動かさず治療で100%動きをつけた場合を比較します。
前者では患者さんは80の治療効果しか実感しないでしょう。
しかし後者では1 0 0の治療効果を実感することが出来ます。
同じ100%の治療をしても患者さんの満足度は違ってしまうのです。
検査で椎骨を動かすことはこのようなデメリットも生じさせます。
治療と検査ははっきり区別されるべきなのです。 - 従来のカイロとの違いに疑問を持たれるかもしれませんがそれは臨床での治療効果と 患者さんの変化で解消されるはずです。
既存のモーションパルペーションとの違い


